実際にやってみた!成功する「人文字の作り方」の秘密

青い空とハートの雲 地域の実践レポ

みなさま、こんにちわ。水戸エリアアメーバの森です。

突然ですが、あなたは「人文字の作り方」で困っていませんか?

自分の主催するイベントで人文字を作ることになったのだけれど、どうしたらいいか、わからない。
業者さんにお願いするとなると、高額なお金がかかる。

そんなに心配することはありません。
簡単な人文字であれば、自分達で絵を描き、オペレーションを考え、簡単に実行することができます!

今回のブログでは、実際にやってみた!成功する「人文字の作り方」の秘密と題し
自分達が、イベントで実際にやってみた「人文字の作り方」について、解説していきたいと思います!

人文字の作り方:空を見上げたらハートの雲

実際にやってみた!成功する「人文字の作り方」の秘密

平成31年の3月24日、茨城県の大洗サンビーチで行われたヨガイベントを、お手伝いをさせていただきました!広い海、青い空、とても気持ちの良い天気の中行われたヨガイベントは、大成功だったとお聞きしています。

当初、大洗海風スタジオの小林さんからの「ヨガに参加してくださった皆さんと共同作業として、人文字をつくり、皆さんの笑顔を作りたい!」という依頼に、強く純粋な想いに共感し、人文字つくりにご協力することにしました!

人文字の作り方:ヨガをする人

【イベント2週間前】「人文字」を作る際の条件を整理する

まず「人文字の作り方」で大事なことの一つ目として、「人文字」を作る際の条件を整理を行います。
今回この作業を行ったのは、イベント2週間前でした。もっと以前に準備できるのであれば、それに越したことはないと思います。段取り8分歩、いや段取り9歩とでもいいますか、「人文字」を作る際には、準備段階がとても重要になってきます。

以下に今回の条件を整理してみます。

(1)人文字を行う場所と状態    :砂浜の上、イベントをやる場所のすぐ東側
(2)人文字に参加する人はどんな人か:ヨガイベントの参加者
(3)人文字に参加する人の人数   :200人前後
(4)人文字の文字         :YOGA
(5)人文字作成に要する時間    :15分から30分で行いたい
(6)撮影方法           :ドローンにて上空から

以上6つの条件から、事前準備を行っていきます!

参加人数から図面を作図し人数を割り振る

(3)人文字に参加する人の人数 :200人前後(大体の数字でOK把握しておく)
(4)人文字の文字       :YOGA
(6)撮影方法         :ドローンにて上空から

この3つの条件から、簡単に図面を書いてみました!
まずは手書きにてラフ、こんなかんじ!

人文字:作図その1:イラスト

人文字:作図その2:イラスト

なお撮影を、ドローンなど上空ななめからする場合は、あらかじめ、文字の図面を縦長につくっておくことをお勧めします!

文字を通常より縦長につくっておくことで、ドローンなど撮影が斜になる場合でも、通常のような文字形に出来上がります。

また、この段階で、会場全体の大きさや参加人数から、人文字を2列にするのか、1列にするのか、試行錯誤をすることになります。この試行錯誤をする作業が極めて重要になってきます。

人文字を作る際に事前に気を付けるポイントのまとめ

ポイントのまとめ

●人文字を作る際には、準備段階が大変重要になってきます。

●描く文字を何にするか?ローマ字にするか?カタカナにするのか?数字にするのか?ひらがなにするのか?漢字にするのか?デザインを考えていきます。

●会場全体の大きさや参加人数から、人文字を2列にるすのか?1列にするのか?を決定します。

●ドローンなど斜め上空から撮影をする場合は、あらかじめ、文字の図面を縦長につくっておきましょう。

以上の注意点を参考に、手書きの図から、今回は以下のように図面を作図しました。

人文字:CADで作図その1

今回は、ドローンで撮影すること、メインステージの大きさなども考慮し、参加者は1列で並ぶこととし、YOGAの文字全体で、横30m×縦12mとしました。また、一文字の大きさは、横6m×縦12mとして、文字と文字の間は2mあけております。

ここで各文字の人数の割振りをします!ここがとっても重要です!
参加者200名を並べることを想定すると

人文字:CADで作図その2

このようなかんじになります!

人を想定した円(直径40㎝)を、文字の上に適度に並べていき、人数を図のような形で割り振りました!


直径40㎝なので4mで10人を目安に計算をしていきます。
ざっくりY40名、O50名、G50名、A60名ですね!!

直径40㎝の円だと結構、人がぎゅうぎゅうにならんでいる感じになります。

当日はこの、人数の割振りを参考に参加者を整列させていくことになります。

なお、図面の作図には今回CADソフトを使用して書いております!
手書きにより定規で作図でも十分大丈夫かと思います!

人文字が目立つような参加者の用意について

次は参加者の用意について考えます!
今回のように上空からドローンで撮影する場合、色を統一するなど目立つような演出をする必要があります。

今回は、
(1)人文字を行う場所と状態    :砂浜の上、ヨガイベントをやる場所のすぐ東
(2)人文字に参加する人はどんな人か:ヨガイベントの参加者

(1)、(2)の条件から、大洗海風ヨガスタジオの小林さんからの、砂浜の上でも目立つよう、ピンクの手袋で揃えヨガのポーズをとったらどうだろう?とのアイデアで、「ピンクの手袋200人分」を、ヨガスタジオさんのほうでご用意いただきました!

ピンクの手袋!素敵ですね!

このピンクの手袋、青い空との相性も抜群、当日は参加者の笑顔を引き出す役割も果たしておりました!

人文字を作成する人々:アートデザイン

手袋以外にも以下のような案が出ましたので参考まで!

●文字ごとに、同じ色の帽子をかぶる
●色画用紙をもって空にかざす
●参加者に同じような色の服装をしてきてもらう
●同じ色のスカーフを用意して、撮影時に空に掲げ揺らす

以上

予算や事前準備にも関わることなので、どのような方法をとるかは、ケースバイケースで検討が必要になります。

【イベント4日前】試しに現地に作図してみる!

「人文字の作り方」つぎの事前準備として、現地に試しに現地に作図をしてみることにしました。

この日、集まっていただいたのは6人。
6人のうち測量経験者が1名、建築関係者1名、ヨガの関係の方3名、当日スタッフ1名というメンバーでした!

人文字の作戦会議をする人々
人文字の作戦会議を詳しくする人々

はじめての作図で、みんなで図面をみながら作戦会議です!!

ここで重要なことは、現地にどのような道具を使用し、作図するか?です!

今回は、砂浜ということで、ななんと『登山に使う杖』を使用して、砂浜に絵を描いていくことにしました。

人文字の作成に使用した杖

なお、砂浜=地盤が柔らかく跡がつきやすいこともあり、杖で描くということにしましたが
描く場所や地盤の状態(固さ)などに応じて

●小学校で運動会などの時にグランドに白線をひくライン引きで描く
●杭を打ちビニールテープなどで描く
●人文字を描く場所が駐車場や道路などアスファルトの場合は、ビニールテープで描く
(アルファベットやカタカナなど簡単な文字の場合に有効)

などの方法がありますので、その都度検討するようにしましょう。

現地での作図には、50m巻き尺を2本使用しました!

人文字の作成に使用した巻き尺

また、現地での作図では

①全体図の中心の位置(センター)を確認する
②ステージなど、対象となるものとの並行を確認する
③一文字下書きで描くのに、何人で何分かかるか、確認する

以上3点について確認しました!

作業の様子!(^^)!

人文字の測量

ちなみに、この時は初めてだったため、一文字書くのに3人で30分かかりました!
以下の写真はYの文字
人文字の下図「Y」

Y、なかなかいいかんじです。

現地での試し作図を参考に、本番については、短時間で作図しやすいよう、もう少し詳細な図面を作成することとしました。また、今回は、本番の作図については、イベント前日に行うこを決定しました!

大事なのは、当日のオペレーションとスタッフの確保!

つぎに当日のオペレーションについて考えてみましょう!

「人文字の作り方」では、この事前の準備、当日のオペレーションをイメージすることが当日の成功の鍵を握ってきますので、できる限り、当日を鮮明にイメージしてオペレーションとタイムスケジュールを考えましょう。

そして、ペーパーにまとめたものを、スタッフの方々と事前に共有するようにしましょう。

ヨガを楽しむ人たち

今回のイベントでは、人文字の作成については、ヨガクラスの最後に、そのヨガクラスに参加してくださっていた方でやるとのことになっておりましたので、事前に以下のような当日のオペレーション資料を作成いたしました。

当日の人文字のスタッフについては、人文字責任者:Aさん  副責任者:Bさん  誘導アナウンス:Cさん

整理券軍手配布及びラミネートカード掲示など:スタッフHさん、スタッフYさん、スタッフNさん、スタッフSさん

以上7人でイベント当日は、臨みます!

以下、オペレーションについての資料及びタイムスケジュールを参考にのせておきます!

【ビーチヨガ・人文字の作り方、スタッフ用資料】

集合時間8:00全体集合
全体MTGが終了したあと、一文字スタッフミーティング!現地確認。
人文字スタッフ集合11:15
*人文字のところに集合!!!

連絡用にメッセンジャーグループを作成します!
人文字責任者:Aさん  副責任者:Bさん  誘導アナウンス:Cさん

配布物(事前に準備したもの)
Yのラミネートカード、Yの整理券カード 担当*スタッフHさん
Oのラミネートカード、Oの整理券カード 担当*スタッフYさん
Gのラミネートカード、Gの整理券カード 担当*スタッフNさん
Aのラミネートカード、Aの整理券カード 担当*スタッフSさん

人数割のラミネートカード

ピンクの手袋!(全体で200枚用意してあります)

*ラミネートカードは、参加者に見えるよう掲げるのに使います。
*それぞれのローマ字の整理券カードは、ピンクの手袋と一緒に参加者に配布します

整理券(ローマ字のカード)の枚数
Y 40人分40枚
O 50人分50枚
G 50人分50枚
A 60人分60枚

(注意)現在は合計人数200人で設定してあります。

カードがなくなり次第、配布終了
当日の参加人数に従って、随時、それぞれのローマ字の割り当て人数の変更を責任者の指示に従って行います!

以下の写真、案内の際使用するラミネートカードはA3サイズで作成し、色分けをしました!

人文字、アルファベットYOGAヨガ

また、整理券についても色分けをし、右下に通し番号を入れていきました。

人文字アルファベットA

【タイムスケジュール】
8:00の全体ミーティングのあと、現地確認、説明
*人文字が消えないようにみている。
*時々、杖をつかって書く。11:15 人文字スタッフ集合!11:30 MC誘導アナウンス:Cさん参加者にご案内

案内と同時に人文字の整理券カードとピンク手袋を配布

※スタッフHさん・スタッフYさん・スタッフNさん・スタッフSさん

●13:15から13:30の間で、一文字のドローン撮影があります。

「人文字に参加する際の整理券を配布しております!!ぜひご参加ください。」と呼びかけながら

*ヨガクラスに参加している人に整理券とピンクの手袋を配布する

*ヨガクラスを4つに分けて見立てて、
① 一番左はじをY
② 左から2番目をO
③ 左から3番目をG
④ 一番右側のをA
上記を目安として誘導する。

(整理券を配布するときに気を付ける)
人文字:ヨガクラスからの誘導イラスト
*ほかの参加者には13:00に現地にきてもらう。

11:50 ステージ上で人文字呼び掛け誘導アナウンス:Cさん)

12:00 ヨガクラストークショー開始(~12:10)

12:10 ヨガクラス開始(~13:00)

13:00 ヨガクラス終了、人文字へ誘導開始(誘導アナウンス:Cさん)
①から
②、③、④と誘導

※担当が砂浜の場所でラミネートカードをあげて待機
※スタッフHさん・スタッフYさん・スタッフNさん・スタッフSさん)

13:10 各文字担当スタッフが、整える(~13:25)

13:15 誘導アナウンス:Cさんが、上を見上げ手を大きく上げるよう伝える

ドローン撮影

13:30 終了

現場では臨機応変に!!お客様に目いっぱい楽しんでいただけるよう!!
一日楽しんでいきましょう!

以上

この時点でドローン撮影担当者との打合せが必要となってきます。

どちらの方向から撮影するのか、どのくらいの高度で撮影するのか、何時ごろの撮影になるか、などしっかり打合せをしておきましょう。


人文字を作る前、ヨガを楽しむ人々

【イベント前日】人文字の現地での作図について

いよいよイベント前日!当日に向けて現地での作図を行いました。
この時、重要なことが、試し作図を参考にした詳細な図面です。

短時間で作図しやすいよう、作図に必要な寸法を随所にいれていきます。今回は以下のような図面を作成しました!!

現地で作図の際使う長さには、寸法が入っています!斜めの部分など重要ですね!!!

人文字:現地で作図しやすいようCADで作成

上記の図を参考に、以下の手順に沿って現地の作図を行っていきました。
スタッフは2~3名、50m巻き尺2本を使用です。

①作成する人文字のセンターの位置を確認し決定する
②作成する人文字の平行の位置を確認する(横30mの直線をひく)
③巻き尺2本を使って外枠を描く(この時垂直に注意する)▼例えば、平行をとったあと、横30m、縦12m、斜め32.31mを支点から円を描くようにとっていくと垂直を保つことができます。支点を固定することがコツとなります。④外枠を基準にして、アルファベットを仕切っている縦の線を引いていく
⑤その後、図面の寸法を参考にして、各アルファベットを作図していく

人文字作図風景

なお、図面の〇印のところには、後でわからなくならいように、杭を打っていくようにしました!

人文字作成の際に使用した杭

今回は、人が誤って踏んでしまったりしないよう安全性などを考慮し、100均で園芸用の柵に使用する棒(?)を写真のように使用し、杭としました(黄色のビニールテープも使用)!杭の本数は全部で26本になりました。

(杭は、現場状況にあわせて、その都度ケースバイケース、色々変えていきましょう!)

作図に要した時間は、全体で約1時間30分程度でした。

【いよいよ本番】人文字の作り方

いよいよイベント当日です。当日はオペレーション資料とタイムスケジュールのとおりに進めていきました!

段取り9割!本当に事前の準備と段取りが成功のカギを握っています。
また、イベント当日は、資料やマニュアルに頼るのではなく、現場の判断で臨機応変に進めていくことが重要ですね。

当日、整列は本当にスムーズに行われました。

そして本番!

たくさんの人の笑顔と歓声!!!!祝
実際に人文字を作成:空を見上げる人々:アートデザイン

ドローンから撮影:人文字ヨガYOGA

ドローンから撮影人:文字ヨガYOGA

YOGAの人文字が完成!!!
大成功!!!
(*お写真FBより拝借しております。問題がありましたらご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。)

見上げると、なんと雲がハートになっておりました!!!

人文字:空をみあげると雲がハート

ほんと素敵な奇跡☆彡でした!

海岸でヨガを楽しむ人々

まとめ

というわけで、今回は「人文字の作り方」自分達で実際にやってみた実感として重要なところは

●段取り9歩、前段階の準備がとっても重要。

●事前に条件を整理し、人文字を作図、デザイン、人数を割り振っておく。

●作図に必要な寸法をいれた図面を作成し、短時間で作図できるようにしておく。

●当日のオペレーションを事前によく練っておく(整理券配布など)。

●ドローンでの撮影の際は、ドローン操縦者との打合せを忘れずに!

●スタッフとの情報共有が大切←これを行ったうえで、本番当日は臨機応変に対応!

ということでした!

「人文字の作り方」は、大規模なものでなければ、決して難しいものではありません。
ドローンが、空を飛び交う未来!もすぐそこに来ています。

自分達が主催のイベントなどでも、ぜひ、気軽に「人文字を企画」してみてはいかがでしょうか?

素晴らしいヨガイベントを成功させた!
大洗海風ヨガスタジオさんのリンクはこちら
https://umikazeyoga.com/
「人文字の作り方」不明な点などあれば、水戸エリアアメーバの森まで、ご連絡ください! 人文字の企画など、ご相談にのります!

コミュニティって素晴らしい!

「人文字の作り方」で困っている人に届き、参考になれば幸いです!!!
ぜひ実際にやってみることをおススメいたします。



心より応援しております☆

ドローン撮影人文字YOGA:人文字の作り方

コメント

タイトルとURLをコピーしました